傷ついたっていい。泣いたっていい。その分、強く優しくなれる。
私には挫折していた時期がある。
8ヶ月以上はあっただろうか。
あの時は本当に出口が見えなかった。
何も見えなかった。
先が見えないとはこのことを言うのかと
途方にくれた。
仕事をしていなくても
ぎりぎり生活は出来ていたのが
不幸中の幸いというものだろう。
その期間でそれまで溜めていた貯金は
ほとんど使ってしまったけれど
その時期を乗り越えられたのだから
まぁいいのだろう。
そんなどん底の時期にある人に言われた言葉がある。
傷ついたっていい。泣いたっていい。
その分、強く優しくなれる。
その言葉に救われたような気がした。
泣けてきた。
後からもじわじわ心に響いてきた。
どんなにツライ出来事も、その経験があるから
同じような経験をしている人の気持ちが理解できる。
そしていつか、よかったと思える日がくる
と言っていた。
まだ、よかったとは思えてはいないけれど、
あの挫折した経験があるから今があるのだなと
いうことは理解できる。
そして今、やりたい事が見えてきたのも事実。
だから、きっと、あの挫折した経験は
無駄ではなかったのだろう。